事故車って、どんな感じで買取されているのか気になったのでネットで調べてみました。
調べていくと、普通に事故を起こした事故車以外にも、例えば、台風などが原因の水害で水没してしまった「クルマ、水害車両」というカテゴリーもありました。
事故はその状況にもよると思うけど、ある程度は自己責任な部分もあるから諦めはつくものの、水没でクルマが使えなくなってしまうのはやるせないですよね。
台風による洪水でクルマが水没しちゃうなんて不幸以外の何ものでもないですが、これって完全な不可抗力ですからね。あまりにも可哀想過ぎます。
出典元:ac-illust.com
事故車の買取の目安だと、例えば、フロアまで浸水したとしてもエンジンが正常に始動する場合は、あまり査定減額の対象にならないようです。
これが、ルーフまで浸水してたり、シートあたりまで浸水してエンジンが始動しないといった場合は、買取価格はほとんど出ないみたいなんです。
水っていってもほぼ泥水だろうから、クリーニングも難しいんでしょうね。
事故車買取では、ボディの一部が凹んだり、キズがついている程度なら買取価格にあまり影響はしないようだけど、フレームが歪んでしまって修理自体が困難になってしまうと、中古車としての価値はほとんどなくなってしまうようですからね。
ただ、例外的に高級車の場合は、ホイール1本で数十万~したりするものもあるから、走らなくなってもパーツ取りとしてかなりの価値があるみたいです。
買取の事例なんだけど、「平成29年登録のトヨタCH-RブリッドG」。前のクルマに衝突し、後続車に追突されたサンドイッチ事故で、買取価格は70万円でした。
前後に凹みがあるケースなのに、CH-Rは小型SUVのカテゴリーでも人気があるし、高年式なので、修復すれば高く売れるということでこの価格なんでしょうね。
また、「平成30年登録のホンダフィット」。正面追突によりフロント周りはかなりつぶれてしまいエアバッグも開いている状態なら、どう見ても廃車コースですよね。
これが何と35万円で買取されていました。理由は高年式な小型車は海外で人気があるため、修理コストの安い海外に輸出して直すことで高額で売ることができるからのようです。
日本では廃車にするしか選択肢のないクルマでも、こんな金額で買取ってもらえるとはまさに恐るべし事故車買取といったところでしょうか。
海外の中古自動車マーケットは巨大で、特に東南アジア地域でクルマは需要過多の状態となっているそうです。特に日本車は圧倒的に品質が高くで信頼性も高いから、パーツだけでも売れるし、程度が良くなくても人気があるんでしょね。